メンタルの不調を抱えて働いてきたこと(前編)

精神疾患に罹患した経緯、そしてメンタル不調を抱えながら取り組んできた仕事の体験談、長所・短所を記載していきたいと思います。三部構成で今回は前編です。

メンタル不調が発生した原因

男,憂鬱

新卒時代は医療業界で働いていました。職種としては医療事務です。大学病院という大きな組織での仕事であり、残業体質の職種です。また保守的な世界で、縦社会でもあります。

私が従事した主な仕事は入院会計の算出と自賠責保険請求です。どちらもとても責任が重い仕事でした。ただ、新卒からここまでの業務を任されるのは期待があったからだと思っていました。私も任されることが能力を評価してくれていると感じ、一生懸命に頑張りました。

しかし、頑張りすぎていました。月の残業時間が80時間を下回ることはなく、とても疲れているのに眠ることができなくなるようになりました。そして憂鬱な気分が生じてしまい、体重も56kgまで落ちてしまい、日常生活を送ることができなくなりました。

原因

上長が体育会系で、折り合いが悪かったことも原因です。理不尽な発言に対して、帰り道に悔しくて泣きながら歩いていた記憶があります。また、適度なプレッシャーではなく、キャパを超えたプレッシャーであったことは間違いありません。

大学病院での入院費の作成、診療報酬請求は難易度の高いものです。そこに神経を使う自賠責保険請求の対応が加わると、能力の問題の前に、残業が前提となる作業工数でした。

休職

うつ病として、他院から診断書を貰い、休職することになりました。休職の時はとても不安な気持ちがあることと、所得が減ることから生活の質が落ちてしまいます。また、休みの間に身に着く仕事の勉強をしようと考えました。この考え方は悪い考え方だと思っています。

休むという認知を持てないで、休職をしていたと思います。生産性を求め、早く復帰しなくてはと焦る気持ちが多く、回復の兆しがありませんでした。特に睡眠障害が酷く(今でも改善していない)退職する運びとなりました。

病気を治療する医療現場で、自身がこのような状態になった自身を悔やみ、哀れんだ時期がしばらく続きました。

クローズでの就労

パソコン,仕事

退職をしてから、1年の月日が経過し、体調も改善したため、正社員として働くチャンスがあったので情報通信業に就職しました。この時にも継続をして通院はしていました。自身の病気を隠す働き方でした。この働き方をクローズと言います。

クローズでのメリット

良くも悪くも「普通」に接してくれることです。所得も良かったと思います。ただ、その分、仕事量も多かったです。

事務職での採用でしたが、デバックを手伝うことがあり、それが評価され、社内での受注業務、出向と仕事量が増えていきました。ステップアップというよりも断れないで「何でもやります」というスタンスだったと思います。

総務でハローワーク、年金事務所に行き、請求書、見積書作成をして、社内でDBの作成をして、出向してシステムの移管業務を行ってと…仕事を抱えすぎていました。

クローズでのデメリット

眠ることができないのが当たり前の状態に戻ってしまいました。体調不良の原因を言うにも、当時はうつの病巣があることを伝えることに、社会は寛容ではなかったと思います。

定期通院をするにも理由が必要となり、当時はアレルギーがあると偽っていました。

その後、上長にカミングアウトし、仕事量の調整をしてくれる配慮がありましたが、同僚から「なんでテイクだけ仕事が少ないのか?」という雰囲気を感じるようになりました。

個人的なクローズでのデメリットの総括として、少しの偽りの積み重ねが罪悪感になり、偽ることで疲れてしまうと感じました。

 

前編では、病識、自身の障がいを受け入れていない時期を記載してみました。中編では手帳を保持し、オープン就労での経験談を書いていきます。

記事をご覧いただき、ありがとうございます。

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