メンタルの不調を抱えて働いてきたこと(中編)

前回は自身が病になる経緯、そして障がいを隠して働いたことにより感じたことを記述しました。今回はその後、障害者手帳を取得し、自身の立場を提示したオープン就労とその中で感じたことを記述していきたいと思います。

障がい者雇用

メモ,机

 

クローズでの就労経験から、自身を偽ることの難しさを覚え、働き方を変えていきたいと思いました。障がい者雇用という働き方があることを知りました。企業に対して、一定数の従業員がいる場合、障がいを抱えている従業員の雇用義務というものがあります。

当時の障がい者雇用は条件が悪く、精神障がいは雇用の実績から外されていました。精神障がいの雇用義務が発生したのは2018年の04/01ということで、最近の出来事だと感じます。

また、労働基準法は訓示的規定が多く、企業の努力義務を促すものが多いです。そのためか、雇用しなくても罰金を支払うことで精神障がいを雇用をしない企業もありました。

合同面接会の会場で、精神障がいであることを述べると「弊社は精神障がいの方は採用をしません」と言われ、悲しい気持ちになったことは覚えています。

初めてのオープン就労

障害者雇用

 

生きてきた中で、やりたいと思える仕事に対して、内定をもらうことは難しいことではありませんでした。しかし、自身が障がいがあることを提示した途端、仕事を得ることの難易度が上がります。

ただ、今思うと、障がい特性や病識と自己を理解する力、発信する力が乏しかったと感じます。それだけ、病識を持つということは難しいことです。病歴が16年目になりますが、新しい脆さを感じることが多いです。

数多くの応募をして、ようやく面接まで行くことができました。そこで、面接官は私に対して、違和感を感じていました。「障がいがあるように感じません」と言われました。これも正しい意見だと思います。特に双極性障害Ⅱ型は個人差はあると思いますが、私の状態はほとんどが鬱病巣です。鬱の反動で高いメンタルが推移する軽躁と言われる状態になります。

面接に合格して、無事にサービス業での内定をもらうことができました。この時は、嬉しかった記憶が残っています。

ネクタイを結ぶ画像

 

入社した当初は、私が障がいを持っていることを従業員へ事前に知らされ、私に対して距離があったと思います。それは精神障がいに対する差別ではなく、どのように接したら良いか分からないというのが本音だと感じます。

ただ、時間と仕事で解決する問題なのだとポジティブなイメージを持つことができました。一緒に働く仲間として受け入れてもらえるのは嬉しいことです。私が睡眠が上手くいかない人間なんだと感じて下さり、仕事がしやすかったです。

障がい者雇用は入社するまでがとても大変です。しかし、入社した後は働きやすい側面が多いと感じました。悩んでいた通院も正々堂々と行けるようになったのも大きな出来事でした。

初めての障がい者雇用で感じたこと

特例子会社

 

良い意味で仕事に対しての欲が生じるようになりました。今までは真面目に一生懸命働いていても、体が壊れてしまうことを繰り返していました。しかし、労働環境にアウトプットすることにより、働きやすさというものは変化する認知を持ちました。

その認知を踏まえて、「特例子会社で働きたい」というステップアップを考えるようになりました。特例子会社の詳細に関しては下記ブログを参照願います。

双極性障害になって知っておきたいこと!
双極性障害になり、最初はとても困惑しました。双極性障害を紐解く作業はとても難しいものです。私が経験したことから、皆様に対して少しでも参考になるような記事を書ければと思い、記事を作成しました。

しかし、私は精神障がいでも、他の精神障がいや知的、身体、発達障がいの方と一緒に仕事をした経験はありません。もう少し他の障がいの方を理解したうえで特例子会社にチャレンジしたいと思いました。

就労継続支援A型で訓練を開始する

就労継続支援A型

 

特例子会社で就労することを目標に、他の利用者さんと一緒になって仕事をしました。私が利用したA型事業所は社会保険加入ができる事業所でした。

就労継続支援A型全国協議会(全Aネット)の公益財団法人ヤマト福祉財団の平成30年度助成において、就労継続支援A型の好事例事業所に20社に選出される事業所でした。

仕事が楽しい

パソコン,仕事

 

同病者とのグループLINEで仕事が楽しいと言っていた記憶があります。私は肉体労働をしていたのですが、仕事の習熟度が上がることにより、仕事を任され、適度な緊張感を得る感覚は楽しかったです。

また、スタッフさんが同年代ということで、仲良くなることができたのも大きいです。未だに食事やサイクリングをする間柄で、とても良い友人を持つことができたと思います。

A型事業所で汲み取れたこと

 

仕事

人間というものは、人の悪い部分ばかりに目が行きがちだと感じました。できなくても頑張ろうとする姿勢であったり、できることを全うしていることはかけがえのないものであると感じました。

「この障がいは〇〇だから」のような包括的な言葉で評論する人が多すぎると感じました。私もそのような概念があったのは事実です。A型事業所の代表はナチュラルな言葉をかけて下さる方で「テイクさんはそういう人」のように、尊厳を病名で解決しないで、障がいに対しての固執もしていない方でした。

そういう認知でいることができたら、物事をみる視野というのは広がると感じました。

 

次回は後編の特例子会社入社の記事を書きます。記事をご覧いただきありがとうございます。

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