3つのキーワード!障害手当金について簡単に解説します

くま,ケガ

 

社会保障制度の中に障害手当金という制度があります。端的にキーワードで述べると

「最低保証金額117万円、一時金である、障害厚生年金3級に該当しない」

社会保障制度になります。

傷病手当金、障害年金と名称が似ています。どのような性質を持つ制度であり、メリット、デメリットを記述していきたいと思います。障害年金の遡及請求を将来的に検討されている方、障害厚生年金3級の取得が困難な方には読んでほしい内容です。

障害手当金とは??

年金手帳

障害手当金とは、「障害の程度が障害厚生年金の対象となる1~3級相当よりも軽い(いわゆる4級相当)障害が治ったときに支給される一時金」です。

障害年金は2か月に一度の年金支給であることに対し、障害手当金は1度きりの支給です。障害年金3級に該当しなかった方へのフォローとして存在している社会保障制度ですが、あまり周知されていません。

障害基礎年金においては障害の程度が重い1級や2級の方を対象としているのに対し、障害厚生年金はそれよりも程度の軽い3級まで対象としています。また、障害厚生年金では3級に満たない方に対し障害手当金という一時金も支給しております。厚生年金加入は保障が手厚いものになります。

支給要件3項目を確認

初診日に厚生年金へ加入している事

車いす

初診日に国民年金加入中の方は、障害手当金の対象とはなりません。

例)自営業、学生、サラリーマンの妻、20歳未満の方など

※20歳未満の方であっても厚生年金に加入している方は対象となります。

例)高校卒業後、就職された方など

一定以上の年金保険料を収めている

お金

保険料の納付要件を満たすためには、以下のいずれかの基準を満たしている必要があります。

初診日の前々月迄の年金加入期間において、年金保険料の納付済期間と免除期間の合算月数が3分の2以上あること

または

初診日の前々月迄の過去1年間に年金の滞納月が無いこと

初診日から5年以内に、その病気や怪我が治ったこと

治る人

障害手当金の認定基準である傷病が治った場合とは「医学的に傷病が治った状態」と「疾病の固定性が認められた時」を指します。と記述しましたが、分かりにくいですよね。

以下は厚労省より引用

傷病が治った場合
「傷病が治った場合」とは、器質的欠損若しくは変形又は機能障害を残している場合
は、医学的に傷病が治ったとき、又は、その症状が安定し、長期にわたってその疾病の
固定性が認められ、医療効果が期待し得ない状態に至った場合をいう。

「これ以上治療の効果が期待できなくなった状態」

という捉えてもらうと理解しやすいと感じます。

上記の要件をクリアすることにより、受給資格が発生します。

受給するメリット

年金

一時金(24か月分)として、最低保証で117万円の支給がされます。(厚生年金の納めた個人差あり)この額はとても大きいと個人的には感じます。

また、厚生年金加入していることにより、受給できるシステムです。主治医が障害年金に協力的ではなかったり、3級が通過しなかった場合は障害手当金の検討をするのが良いかなと個人的には感じます。

申請方法は障害年金のように診断書を提出形式ではなく、最寄りの年金事務所で相談する形となります。

受給するデメリット

男,憂鬱

障害手当金の請求は5年の時効があります。そして誰も何も教えてくれないのは変わりません。少しでも社会保障制度にアンテナは張っていたいものですね。

ここからがとても大切

この制度は法律の建前では、症状固定状態です。

障害手当金は症状固定の障害に対して支給されることになっているため、一度、障害手当金を受給してしまうとその後、障害の程度が「障害年金」に該当するほどに悪化しても、同一の障害について給付を受けることはできなくなってしまいます。

現在、治療中である状態で、将来的には障害年金が見込める場合にはおすすめできません。障害手当金の請求については慎重に検討されることをおすすめします。

願う,女

障害手当金はメリットも多い分デメリット多い社会保障制度だと感じています。私だったらその時の状態で動いてしまうと感じます。受給するにあたり、あらゆるシチュエーションを想定して行動することを望みます。

タイトルとURLをコピーしました